不要品と不用品の違いとは?
お片付けをしていますと、「フヨウヒン」を処分したり、回収に来てもらうことがあるかと思います。
「フヨウヒン」というと、粗大ごみなどを連想しますが、その「フヨウヒン」という言葉に、「不用品」と「不要品」の二種類があることを知っていますか?
「用」と「要」の二つの漢字が充てられています。
どちらも同じような使われ方をしておりますが、微妙に意味が違います。
「不用品」は、一般的には使用することが出来ない物、壊れている物を表す時に用いられます。「用」を成し遂げることができない、使用することができないモノのことです。壊れていたりして、役に立たなくなってしまった道具などです。
【例】
- 電源が入らなくなってしまった冷蔵庫
- 音の出ないオーディオ
- 扉が外れた戸棚
- 足が折れたり、背もたれが外れてしまった椅子
壊れていて使えないので、道具として「用」を成さないので、一般的には「不必要」になると思います。ただ邪魔なだけの存在になるかもしれません。壊れたガラクタとか、ジャンク品(故障・破損などで廃棄物同然の状態におかれているが、部品単位では再利用が見込める状態の物品。部品取り品)といった感じです。
「不要品」は、現在所有している方が、「要らないモノ」のことを意味しています。壊れていて使えないから「要らないモノ」もあるかと思いますが、まだまだ使えるのに要らないモノがあることがあるかと思います。「不要品」とは必要としていないモノのことです。
【例】
- 聞かなくなってしまったCD
- もう読むことがなくなった本
- 音は出るけど演奏することのない楽器(ギターやドラムセットなど)
- 引っ越し先に持っていけない冷蔵庫やタンス(まだまだ使えるけど、使う場所がなくて手放さなければならい)など
こちらの「不要品」は、どちらかというと道具として利用価値があるものである場合があり、買取などをしてもらったり、売りに出したりすることができたりします。
個人でリサイクルショップに買い取ってもらったり、メルカリなどに出品したりするようなものが「不要品」です。
「不用品」ですと壊れているものですので、いわゆる「ゴミ・廃棄物」になります。ゴミ、廃棄物は買い取ってもらえるところは基本ありません。(一部、資源ごみでリサイクルするような資源となるものや、ジャンク品で部品取りのために利用したいモノとして買取できる場合があります。)
ゴミ、廃棄物の処理については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(いわゆる廃掃法はいそうほう)で定められています。廃棄物は、排出者が自ら責任をもって処理するか、行政の許可を受けた業者に委託しなければなりません。
許可を受けていない業者が回収収集運搬することは認められておりません。
環境省 廃棄物・リサイクル対策のHP
https://www.env.go.jp/recycle/kaden/tv-recycle/qa.html
「不用品」の回収は、行政の許可を受けた業者しか回収できないのです。
「不要品」の回収であれば、リユース品などとして買取したりと許可のない業者でも回収することができる場合もあります。
エヅリンでは、一般廃棄物収集運搬業の許可を取得しており、ゴミになってしまった「不用品」を回収して処理ができます。
不要になってしまったモノとして使い道のある「不要品」(余ってしまった食器や使わなくなったぬいぐるみやおもちゃなど)も、積極的に買い取りさせていただき不要品の回収をしております。