エヅリンからのお知らせ

2025年1月29日、宇都宮市のホテルニューイタヤで、「県トラック協会協同組合」の新春講演会が開催されました。この講演会には、栃木県内の運送業界関係者を中心に約40人の経営者らが参加し、当社の江連秀夫代表が「ダイヤモンドプリンセス〜新型コロナとの闘い〜」をテーマに講演を行いました。

「県トラック協会協同組合」は、200社以上の栃木県内の運送会社が加盟する業界団体であり、物流業界の発展や安全対策の推進に貢献しています。新春講演会では、運送業界の最新動向やトレンドについての情報共有が行われるとともに、社会課題についても深く掘り下げられる貴重な機会となっています。

今回の講演で江連代表は、2020年3月に発生した豪華客船「ダイヤモンドプリンセス」の新型コロナウイルス除菌作業について詳しく語りました。当時、新型コロナウイルスは未知の感染症であり、その危険性や感染経路が十分に解明されていない状況でした。多くの企業や団体が関与を避ける中、江連代表は「誰かがやらなければならない仕事なんだ」という強い使命感を持ち、除菌作業を引き受けました。

除菌作業は、極めて過酷な環境下で行われました。蒸し風呂のように熱がこもる防護服に身を包み、船内の椅子、引き出し、テーブルなど、細部まで徹底的に消毒作業を実施。一つひとつ丁寧に拭き上げる地道な作業が続きました。華やかな船内装飾とは裏腹に、地味で根気のいる丁寧な作業が求められました。感染防止のために、「拭き残しを作らない」徹底した清掃が最優先事項となりました。

その後、江連代表は自治体や旅館施設、学校などでコロナ除菌作業を実施し、「正しい除菌のあり方」についての講演活動を積極的に展開しました。この経験を通じて得た専門的なノウハウは、現在も孤独死現場やゴミ屋敷の除菌・特殊清掃の分野で活用されています。

近年、高齢化社会の進行に伴い、孤独死が深刻な社会問題となっています。エヅリンでは、単なる特殊清掃業務にとどまらず、「孤独死をなくす」ことを目標に、地域社会におけるコミュニティ作りの必要性についても提言し、社会貢献活動を積極的に展開しています。

講演の参加者からは次のような意見や感想が寄せられました。

「体験しているからこそ伝わる生の声。仕事への向き合い方を学ぶ良い機会になった」（経営者）

「講演に引き込まれました。エヅリンさんのような中小企業をぜひ応援したい」（業界団体関係者）

江連代表は、「ダイヤモンドプリンセス」での除菌作業の経験を基に、「孤独死」「居住支援」などの社会的課題についても積極的に発信を続けています。講演活動は、運送業界団体、病院、行政機関、地域コミュニティなど多方面にわたり、現場での実体験を基にした貴重な情報を提供しています。

講演依頼に関しては、広報担当（080-3589-4505）までお問い合わせください。